【MVP受賞者】言語の壁を越えて成長する、デザイナーのセイメイさんにインタビュー
こんにちは、広報部のりんちゃんです。
活躍するCLINKS社員にスポットライトを当ててインタビューを行う「MVP受賞者インタビュー」。
今回は、中国出身のデザイナーであるセイメイさんにお話を伺いました。
セイメイさんは、参画している常駐先のゲーム開発プロジェクトで、ゲームをより良くするために尽力する姿勢が評価され、200人を超えるメンバーの中から表彰されました。
その結果、CLINKS内でも「MVP副賞」に選ばれました。
大活躍のセイメイさんですが、母国語でない日本語を使った仕事であることに加え、ゲーム開発に携わるのは初めてだったため、最初は苦労することも多かったそうです。
今回は、セイメイさんが普段意識していることや受賞時の感想、今後挑戦したい仕事について、たくさんお話を伺いました。
ぜひ最後までご覧ください!
【受賞理由】
大手ゲーム会社の有名タイトルにデザイナーとして参画し、当初はバナーやロゴの作成を担当していました。
しかし、その意欲的な姿勢と高い品質が評価され、UI改修や新規アップデート機能のUI設計も並行して担当することになりました。
また、仕様変更やフィードバックに対しても根気強く対応し、より良いゲームにするために尽力する姿勢が大いに評価され、プロジェクト内で200人を超えるメンバーの中から表彰されました。
――――はじめに簡単な自己紹介をお願いします。お名前、所属、趣味や好きなことなど教えてください
中国の杭州から来ました、プロダクト開発事業部のセイメイです。
日本が好きで、仕事をしながら言語能力を含めたさまざまなことを勉強したいと思い、日本に来て今年で9年目になります。
趣味は日本の映画やドラマを見ることで、日本語の勉強にも役立っています。
また、アウトドアにも興味があり、CLINKSではテニス部に所属しています。
プライベートでは山登りやキャンプも好きで、エネルギーがあるときは必ず外に出るようにしていますね。
先日、長野の白馬岳に行き、夜中の3時半に起きて見た天の川がとても美しかったです。
山登りに興味がある方がいれば、ぜひ声をかけてください!
――――現在の業務内容についてお聞かせください。現在、どのような部署・チームでどんな業務を行っているか教えてください。
2020年11月から大手ゲーム会社に常駐し、国内で最も人気のあるプロジェクトにUIデザイナーとして参画しています。
現在は7名のチームで、ゲーム画面のボタンやレイアウトなど、インターフェースと呼ばれるユーザーが触れる画面の平面的なデザインを担当しています。
また、ゲームの機能を理解する目的も兼ねて、自分でも1日1時間ほどプレイしています。
私がこのプロジェクトに参加したのは開発の末期で、リリースまで残り3~4か月という忙しい時期でした。
しかし、リリース後は全体のデザインが整い、デザインルールも決まっているため、現在は比較的落ち着いています。
ただし、新規の大きな機能が追加される際には、忙しい時期もあります。
――――セイメイさんの前職について教えてください。
前職では携帯電話ショップで販売の仕事をしていました。
この経験を通じて、日本語能力や接客スキルなど多くのことを学びましたが、大学時代にデザインを専攻していたため、自分にとって最も力を発揮できる分野はデザインだと考え、転職を決意しました。
CLINKSに入った理由の一つは、ゲーム開発に携わる可能性があるという点です。
これまでデザインに関わる中でゲームには触れてこなかったため、とても興味がありました。
――――『MVP副賞』に選ばれた時に感じたことや、素直な感想を教えてください。
驚きましたが、同時にとても嬉しかったです。
外国人としてCLINKSという日本の会社に入社し、これまで自分なりに努力してきたので、その成果が認められたという印象があります。
MVP副賞に繋がったきっかけとして、参画しているプロジェクト内で表彰されたことがありましたが、その時も非常に驚きました。
――――セイメイさんの受賞理由に「仕様変更やFB対応にも根気強く対応し、よりよいゲームにできるよう努める姿勢を大きく評価いただいた」とありますが、本案件に対してどのようなことを意識して対応していましたか?
細かい点でも、わからないことがあれば確認するように心掛けていました。
未経験の分野に入ると、会話や仕様書の中には聞き慣れない専門的な日本語が多く登場します。
そのため、自分で調べてもわからない部分については、チームメンバーに質問したり、直接プランナーさんに聞いたりしていました。
かなり細かいところまで質問していたので、もしかしたら皆に嫌われてしまうかもしれないという不安はありました。
しかし、遠慮していては作業が進まないと思い、一人で悩むのではなくしっかりと理解するまで尋ねることを重要視していました。
恥ずかしがらずに何でも聞くことを意識していました。
外国人として日本で働く上では、スキルよりもコミュニケーション能力が大切だと感じています。
スキルに関しては不足している部分があっても、少しサイトを見れば情報が得られますが、言葉が通じないとお互いに理解し合えず、作業が進まなくなってしまうからです。
――――一日の仕事の流れを教えてください。
勤務時間は10時から19時までで、在宅勤務をしています。
10時10分からはチームの朝礼があり、業務について報告することがあれば行います。
朝礼は5分で終わることもあれば、30分ほどかかることもありますが、チームメンバーと直接会話できる貴重な機会であり、雑談も交えられるため非常に重宝しています。
朝礼が終わった後は、それぞれ自分の作業に取り掛かります。
お昼を挟んで14時からは、プロジェクト全体で約300人が参加する定例会議があります。
この会議では、新メンバーの自己紹介やディレクターからのお知らせを聞くことができます。
その後は19時まで、個人の作業を行います。
――――業務の中で壁に感じたことはありましたか?エピソードと合わせて教えてください。
最初は多くの失敗がありました。
プロジェクトに入ったばかりでゲームの世界観を完全に理解できていなかったため、自分のデザイン案がその世界観に合うかどうか、自信を持てませんでした。
そのため、仕様書の内容を参考にしながら、バナーやロゴを作成する際には、5~7種類の複数案を出し、どれが合うのか試行錯誤しながら少しずつ理解を深めていきました。
他のメンバーからフィードバックをいただくこともありましたが、多い時には5~6回の修正が必要となり、期間が長い場合は1か月もかかってしまいました。
そのため、既存のメンバーとの差を強く感じ、もっと努力しなければならないと思いました。
それからコツコツ努力を重ね、プロジェクトに参加して1年が経過した頃には、徐々に世界観にも慣れてきました。最近ではフィードバックの回数も減り、自分自身でも自信がつくようになっています。
――――最後に、今後挑戦したい仕事やポジションなどありましたら、理由も合わせて教えてください。
まだ管理職は難しいと思っていますが、チーム内でリーダーとして監修できる立場になりたいと考えています。
これにより、自分のスキルアップの証にもなりますし、各メンバーが何をしているのかを把握することで、プロジェクトに対してより広い視野を持ってデザインを制作できると考えています。
――――本日は、お忙しい中インタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
【プロダクト開発事業部 次長より】
社内や参画プロジェクト内で表彰されたことはもちろん素晴らしい成果ですが、より良いコンテンツを作るための努力や姿勢、行動が実を結んで、自身の成長の機会を増やす流れが生まれていることが非常に嬉しいです。
業務以外でも、チームリーダーとしてメンバーを支えていただいており、積極的に技術を共有することで周囲に良い刺激を与えていることに対して、心から感謝しております。
改めて、2021年度MVP副賞おめでとうございます!
今後のさらなる活躍と成長を期待しています!
今回、MVP副賞を受賞したセイメイさんの【仕事ができるヒミツ】に迫り、お話を伺いましたが、いかがでしたか?
インタビューの中で「言語に壁がある」と繰り返しおっしゃっていたセイメイさんですが、実際には日本語がとても上手で、向上心のある方だと感じました。
わからないことを臆せずに質問する姿勢や、自身が携わる案件をより良くしていこうとする態度は、業務内容に関わらず学ばせていただける心構えであり、大変刺激を受けました。
MVP受賞者インタビューは、今後もさまざまな賞を受賞した社員にスポットライトを当ててインタビューを行ってまいります!
また、採用サイトには表彰制度の詳細を記載しておりますので、ぜひページ下部のリンクをご覧くださいませ。
それでは、次回またお会いしましょう。
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